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誰も見てないかもしれないけど、
がっつりネタバレなのでご注意ください。
最初のブログは昨日見たドラマの感想などなどにすることにした。
Netflixに、鬼談百景が配信されていることは気づいていて、少し前からマイリストに入れていたのに、ずっと見ていなかった。
原作者の小野不由美さんのファンで、原作小説を読んでいたので絶対に怖いな、と避けていた。
ちなみに私は幽霊とかいう存在は全肯定ではなく、怪談話はこわくておもしろいフィクションとして楽しんでいるタイプの人間でございます。
こちらのセットと言える作品、『残穢』は映画公開時に劇場に見に行った。
たまたま近くの席に座っていた、女子高生三人組が大騒ぎでとてもとても集中して見れなかったのであまり怖いという印象も残らず、とても損をした覚えがある。
イケメン俳優が出てきた場面では「〇〇くんまじかっこいい!やばい!」ホラー演出のされている場面では大声で笑うなど。まあ、私もあのちょっと変な動きは笑っちゃったけどさあ。
映画館やぞ!映画の鑑賞マナーについて親御さんに教えてもらわなかったのか。
(いや映画始まる前に毎回マナーについてしつこく言ってるじゃろうが!)
ちょっと脱線してしまった。
1、『追い越し』
よく怪談話にありがちな、ホラースポットにわざわざ赴く若者たちの話。
肝試しに言って、さも怪奇を体験したような気分になって盛り上がるだけだったのに、本物の怪奇に遭遇してしまう。若者たちが車で暗い田舎道を走っていると、前方にうす汚れた長い黒髪のトレンチコートの女。裸足でトボトボ歩いているし、時刻は午前三時。
明らかにただ事ではなく、徐行して恐る恐る横を通り過ぎる…と思いきや、女はなぜか車の横にぴったりくっついてきており、驚いた運転手の若者が時速100キロほどに加速してもぴったりついてくる。
マッハばばあタイプの怪奇だね。若者や子どもが好きなやつ。私も大好きだったよ。導入としてとってもキャッチーかな。
2、『影男』
孫を預かったおばあちゃんが、孫を昼寝させていたら自分もついうとうとと眠り込んでしまう。
突然、ベランダ?の窓を強く叩く音で目が覚める。しつこく何度も叩かれ、おばあさんは恐る恐る様子を見に行くと、真っ黒な人影が窓の向こうでガラスを叩いている。
驚いた瞬間、黒い影の何者かにのしかかられ、鼻と口を強くふさがれ、意識が遠のいた…と思ったら突然電話の着信音が。ハッと目が覚める、どうやら昼寝でひどい悪夢を見ていたようだ。
帰ってきた娘にそんな昼間の話をすると、笑われてしまう。おばあさんも一緒に笑って和やかな雰囲気になるも、その瞬間バンッとまた激しく窓を叩きつける音が…硬直して目を合わせる母と娘。
恐ろしくて、確認しに行くことはできなかったという。
私が眠りが浅いのか、よく夢を見る人間で、夢の中で悪夢を見ていたみたいな感じがすることもあり、ちょっと怖かった。何者ががしつこく窓を叩いている音もすごい怖い。
3、『どろぼう』
子沢山の家庭の奥さん、おなかが大きくなっていたのに突然小さくなる。おめでたか?ときかれても「太っただけだ」と答えるし、子どもが増えている様子はない。
そのためご近所で悪い噂が流れる。
ある時語り手の弟が、その家の子と思われるマーちゃんという男の子と遊んでいる。そのマーちゃんは語り手に「「マーちゃん」が側溝に流れた」というよくわからない話をする。マーちゃんとは…?
その後語り手は子沢山の家の奥さんにお腹がとつぜん小さくなったことについて尋ねると、奥さんは「卵巣の病気で、薬を飲んだら引っ込んだの」と微笑む。
まあ、婦人系で下腹部膨張する病気はほんとうにあるみたいだし、もしかしたら多分そうなのだろう。
ついでにマーちゃんは元気ですか?と尋ねると奥さんは「は?」と一瞬何をきかれているのかわからないという顔をした後、「元気よ」と答える。マーちゃんって結局何者?
語り手はなんだかもやもやとしてそれ以降側溝が怖くなってしまったという。
謎の怖いお面の子どもとか、よかったね。ざくろを踏み潰す表現もなんかキモくてよかった。
女子高生の露わになった太ももにざくろがべちゃっと落ちて弟がつまみ食いする無駄にえろい表現は監督の趣味だろう。わかってるんだからね。もやっとするけどそんなに怖くない話かな。
4、『一緒に見ていた』
いきなりなんか女に手を出すのが早そうな男性教師がでてきた。階段の踊り場で、とても美人とはいえない、服装もなんだかダサい女性とすれ違う。話かけられても男性教師は無視。これは何かあるぞと思っていると、次の場面で女性(事務員だった)が首をつっているのが発見される。
どうやらやっぱり男性教師がその女性事務員に手を出して、その後男性に冷たくされて思いつめて首をつったようだった。
遺体を見ておくように言われた男性教師は、さすがに気味が悪くて隣の教室で窓からグラウンドで野球をする生徒たちを見ていたが、首をつって死んだはずの事務員の女性がグラウンドでじっとこらを見ているのに気づく。生徒が女性にぶつかって「あ、すみません」て言う場面がなんか違和感あってちょっと恐ろしい。
男性教師はドアが開く音で振り返ると、事務員の女性の長いスカートの裾がちらっと見えた。もう恐怖で恐れおののいた男性、「一回やっただけだろうが!」(最低だなこの男)と怒鳴って再び窓の方を向くと女の手が肩に乗せられる。そのまましばらく硬直して、他の教師に声をかけられるまで肩に手を乗せた女と一緒にグラウンドの生徒たちを一緒に見ていた。
陰気な女の粘着質が死後まで続いていて怖い。それにしてもこの男性教師最低だな。第一印象大正解だったので見事なキャスティングと言わざるを得ない。
5、『空きチャンネル』
語り手の友人が、ラジオの空いているチャンネルで謎の女が人生の恨みつらみを語っているのを見つける。どうも男性とああしたこうした的な話もしてるらしく、年頃の男子はつい気になって聞いてしまったよう。
時々語り手にもその話をしているようで、ある時「だんだんエグい話になってきているんだ」と言う。その友人はどんどん表情も暗く、口数も少なく、様子がおかしくなっている。
語り手も気になってチャンネルを探して聞いてみたけど、何か怖い気配を感じてやめたよう。賢明だね。
その友人とすれ違うと赤ん坊の泣き叫ぶような声が聞こえる、首元にあるはずのない目がある、などのよくわからない現象もおきた。原作読んだけど目なんかあったっけ。忘れちゃった。
最後は、その友人はその後亡くなったらしという話で締めくくられた。
多分、病んじゃったんだろうね、友人。ラジオで無線の音とか拾っちゃってるの聞いたことあるし、なんかほんとにおかしな電波女が電波飛ばして自分語りしてたんだろう。
他の人が謎の幻覚見ちゃってるのも気になるけども。そんな怖い話だった。
ちょっと集中力きれてきたので、一回ここで切ってまた続き書こうと思う。
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